この闘病生活で僕がテーマにしている
「また明日、会おう」
このお話は以前も記事にしたが、この言葉に自分自身すごく助けられている気がする。
これから闘病生活になる、そんな方のちょっとした励みになればと思っています。
抗がん剤治療が始まり、数週間が経った
体調がいい時もあれば悪い時もある。
その波をたくさん乗り越え一喜一憂しながら生きている。
以前記事にも書いたのだが
「猫は死期を悟ると人間の前から姿を消す」という噂がある。
これは半分事実で半分噂。
猫は実際、体調が悪くなると人目につかない暗いところに隠れるようになる。
野生や、未治療の場合は、この状態のまま一目につかず亡くなる、ということにつながることから、こう言われるようになったのだろう。
抗がん剤の場合は少し違う
抗がん剤の場合は体調不良とは少し意味合いが違う。
抗がん剤の副作用によって体調が崩れているだけで、実質的に体の不調なのではない。(まあリンパ腫とかはもちろんあるのですが。。)
つまり、
副作用があるとき=元気がない
副作用がない時=元気
を繰り返すのだ。
それはそれはもう露骨に変わる。
副作用が落ちつきだすと膝!散歩!日向ぼっこ!!!
抗がん剤を打ち、副作用が出ると暗い場所へ・・・
最初は
「暗い場所なんて・・・行かないで・・・・」
「もっとポーチーが見ていたいよ、一緒にいたいよ」
「死ぬみたいじゃんか、やめてよ・・・」
と暗い場所から連れ出そうかと考えたり、逆説的に
「明るいところに連れていったら、身体が元気と勘違いして元気になったりしないかな・・・?」
と考えたり、都合のいい、人間のエゴを炸裂させていました。
そんな生活を繰り返しているうちにふと思ったんです。
理由があって、そこにいるならそれは尊重すべきなんじゃないか?
闘病は家族で行うものだ。でも、一番辛いのは本猫。
その猫が自分がいたい場所やしたいことを、しっかり尊重してあげるのも、闘病を共に行う家族の勤めなのではないか?
そう考えるようになりました。
そこから僕は
”今は、そこがいいんだね”
と、思えるようになり
暗いところにいたいなら、今はそのターン。必ず元気になるから、今だけ、そうしてるんだよね、と、ある種放任主義で、任せることにした。
しかし!
真っ暗な場所で適当に放置!は!できない!!!(結局過保護)
ということで、よく隠れる暗い場所、狭い場所にカメラを新調。
そしてさらに「地面硬くないかな!?」とソファを置いたり「寒くないか!?」とエアコン調整したり・・クッション置いたり布敷いたり
・・・
あれ?結局めっちゃ過保護じゃん
飼い主とはこういうものです笑。
きっと経験のある方は首が取れるほど頷いているでしょう笑。
「やらんくていいことを自己満でやってしまう」のです。
猫は求めてないんです、きっと。柔らかい場所にいるとお腹が気持ち悪かったり、痛かったりするから、硬いところにいる。
他の猫(主にボコたん)が上に乗ってきて邪魔だから、一人になりたい(主にボコたん)
太陽光を浴びすぎると体力を使ってしまうから、暗いところで静かに過ごしたいし、
毛繕いも体力を使うから、今はしたくない
全て、理由があって、本猫が選んでやっていることなのだから。
だから僕は猫が選んで動いた行動を止めたり、無理やり何かすることはしないと決めました。
というか!元々そのスタンスなのに!そのはずだったのに!
「猫の意思に反する」という理由で抱っこすら普段ほぼしないのに!
やはり病気とか、命関わってくると冷静でいられないもんですね。
飼い主の葛藤
よくSNSで、たとえば
「床が冷たそう!可哀想!」「暗いところにいてかわいそう!みんなのところで寝かせてあげて!」
とか、”人の家のこと”にやたら過干渉で口出ししてくる方がいます。
挙句
「抗がん剤はやらない方がいい」
とかね。
うん。
あのね。
うるせえ
おっと口が滑りました。すみません。
黙れ
ですね。(ちが)
よそはよそ
僕は、こうしています。
でも
「暗いところにいたら可哀想だから、毎回出してあげている。」
「硬いところに行きたがるので、布を毎回敷くようにしている。」
こういう考えのお家もあります。
そして僕はその考えを否定はしません。
だってそれも一つの愛の形だから。
猫「あ〜うぜ〜硬いところがいいのに、布敷くなよ〜。ま、それがこの飼い主のいいところなんだけどな。付き合ってやるか・・・」
って猫自身も思っていてくれてると信じたいじゃないですか。
僕がこういう思想の記事を書くと
「響介さんのように、もっと猫に寄り添った考え方をしてあげるべきだった・・・」
と嬉しいけども少し悲哀に満ちたコメントがたまにきます。
でも違うんですよ。
あなたのしたことは、あなたのお家の最適解です。
僕のしていることは、僕のお家の最適解です。
全部、正解です。
悔やむようなことは一切ありません。
あなたと愛猫の過ごしてきた数年、数十年をSNSの一投稿を見ただけの外野が否定してきてもそんな1秒2秒の関係性のやつに、あなたと猫ちゃんの愛の重さは図れません。
選択肢は数多無限にある
僕は抗がん剤を選びました。
でも、選ばない方も多くいます。
「その家に迎え入れて、その家のルールで最大限愛す」
それが、常に最適解で、最善です。
だから、闘病や、猫とのくらいで悩む方、この記事を参考に
「俺が!世界一!この猫を幸せにしているのだ!」
と思ってください笑
その通りです。
僕は少なくとも、そう思いながら、自分の最適解を常に見つけようとしています。
僕の考えが、少しでも共感できたり、参考になったり、できるようなものになっていたら、嬉しいです。
そのために記事書いてますから笑。
でも、最後自分のお家の最適解を決めるのは、あなたでいいんですよ。
さ、今日も、我が家の最適解、みつけちゃおっと。
また明日も、会おう
何か闘病の力になりたい!そう思ってくださっている方へ
「どうにかポポロンくん、響介さんの力になりたい!」
その一心から僕が関連している企業様や出版社様へ、お守りや物資をお送りしようと思ってくださっている方が多く感謝の気持ちでいっぱいです。
・・・が、出版社は僕の所属事務所!とかではないため、大量に物資が届いてしまうとお仕事のご迷惑になってしまったり、大変なことになってしまいます。
そこでそれらの対策として、大変心苦しくはあるのですが、処分に困るものや、消費が大変なものがたくさん届いてしまうのを避けるため、フォロワーさんからのアドバイスも受け、お気持ちは「投げ銭」形式で行って頂ければ幸いです。
下記リンクからApple Pay、クレジットカードなどで500円〜お支払いが可能です。
投げ銭後に表示されるページに、少し未来のポーチーのお話を少しだけ書いています。
こちらも記事の進み具合に合わせて、未来の僕の気持ちとして自己満?発散?も兼ねて定期的に更新されていくようにしています。
再三お伝えしますが、これは「治療費を分けてくれ〜!」という旨のクラファンのようなものでは断じてございません。
治療費は自分で出します。出せます。投げ銭0でも問題ありません。
あくまで、皆様の善意を受け取る場がご用意できないか「結局何もらうよりもお金が一番応援になるよ!なんでもするよ!」というたくさんのご意見をフォロワー様方から頂けたので現状善意を受け取れる最善方法だと思っております。
気持ち的には「ブログためになったよ〜」的な、読了的な感覚でいて頂けるとなんとなく気が楽です笑。
毎日の様子を投稿できるよう頑張ってまいります。
毎日、読んでね。
このブログは僕自身の精神を守るため笑、取り乱して文脈や情報がごちゃごちゃにならないようその日その日、当日に書き綴ったものを後日修正し、時系列をずらして書いております。
闘病の当日に書いた日記や想いをもとに少しでも読みやすくなるよう丁寧に書き直し、一人でも多くの方に伝わるように努めています。
日記を見返しながら書く作業、闘病や辛い想いを2度経験しているようで辛い日もありますが、どんなに辛い日々だとしてもポーチーとの大事な毎日です。
遅筆になり不思議なところで日を跨ぐこともあるかもしれませんが、どうかご容赦いただければ幸いです。
この闘病の経緯を知りたい方は、こちらから読めます。