かれこれ二ヶ月間毎日投稿をし続けているので、初期の方の抗がん剤の注意点などお忘れの方も多いかもしれない。
久々に自分の生活や、人生を書き出してみている。
抗がん剤が始まると、トイレは別、半分ケージ生活、そしてトイレ掃除の際はビニール手袋を着用、万が一一瞬の隙にみんなのトイレでしてしまうようなことがあればトイレを丸洗い。
朝薬を3錠投薬。シリンジでお水を入れ、薬がきちんと飲み込めるまで10分〜30分前後時間を要する。
夜はそれに加えて粉薬。
シリンジに粉を溶かしゆっくり飲ませながら上記の錠剤投薬。こちらは30分以上、もし逃げようとしたりして粉が舌についてしまったりすると時間をおいてやらなければならず1時間はかかる。
もう食べなくなっても良さそうなおやつに混ぜてあげることもあるが、おやつであげるようにするとおやつ自体を食べなくなったり、反射で涎が止まらなくなってしまうこともあるので、できる限りシリンジであげている。
便秘になってからは踏ん張りのサポートやマッサージ、
呼吸をするように毎日のことなので、描写として描いていないがそれらはこの2ヶ月間毎日行っている。
記事上で「自分のことのように没入してる」と感じてくださっている方々が多くとてもうれしい?のですが、苦しいこと、辛いことが毎日襲い掛かりながら、これらは継続して行い続けなければならないジレンマも、時折思い出しつつ読んでいただけるとよりこの闘病生活のリアル感がわかるかと思います・・・。
そんなことを毎日行っている「メリット」のようなものもあって、投薬などをコンスタントに行うことである種の現実逃避というか、日々がバタバタと忙しいからこそ、病まないで済んでいるというか、意外と心は折れることもなく、前向きに頑張れています。
一つ一つの自分の行動が、ポーチーの生きる時間につながっているんだ、と。
これは同時に健康な猫たちの人生も同じで、僕の行動一挙手一投足がみんなの人生を守ってるし、良くも悪くも変えてしまうんだ、と改めてみんなとの時間も深く考えられたり、しています。
謎の綺麗事が嫌いな猫マスター
僕は
「何か起きたから、感謝する」「何か起きたからここからできるだけ一緒にいる」
的なのがすごく嫌いで、よくある御涙頂戴番組みたいなもので「病気になって初めて」「亡くなって初めて」その人の大切さがわかった、みたいな後悔先に立たず的なのが大嫌いだ。
いくら何をどうしようと、後悔はする。それは絶対だ。100%やり切るなんてことは不可能だと思う。
でも1%でも後悔や、遅れをとりたくない。だから僕は猫のためにマンション買って庭作って家建てて、この後も老後の家を建てる気満々で生きている。
猫たち自身はもちろん、僕自身、全員と過ごせて最高の人生だった。と思いたい。一つの後悔も、ないように、したい。
僕はみんなと出会えた時点で、もうすでにその意識なのだが、猫たちはきっとそうじゃない!
クソボロの激せまアパートで始まった生活。こんなクソみたいな環境で後悔しないはずがない!
「ああ、こんなやべえやつの家にきちまって・・・他の家の猫は走り回れていいなあ・・・」
とか思ってたはず!!!
そんな思いしてほしくない!から、まずマンション買って、走れるようにして、次に階段運動で一軒家!と色んなことしてきた。
それでも足りない。もっと一緒にいたいから、みんなでくっついて寝るしみんなでアニメ見るし、でも、それをやりすぎたらみんなの自由な時間なくて辛いかな・・
とか、何かやれば何か後悔が生まれます。
でも、だから何もやらないんじゃなくて、「選択肢」が一つでも多くなるように、環境だけは整えたい!!!その思考の結果が今の僕を生み出したんです。
家がでかけりゃ、猫が一人でいたい時は一人でいられるし、くっ付きたいときはくっつける。
暖かい場所も涼しい場所も、柔らかいところも硬いところも作れる。
日向ぼっこも暗がりにいるのも、全部できる。
僕はあくまで手札をたくさん増やして、猫たちにその中から自由に引いてもらう。
もし猫の求めるカードが僕の手札にないのなら、作ればいい。
毎日そんな気持ちで生きている。
今僕はポーチーの闘病で毎日必死に生きている。
もちろん後悔がない人生なんて、おくれない。
でも、今の自分ができる最大限を贈ってあげることはできる。
毎日考える
当時のボロアパート時代だったら、トイレを分けるどころか、投薬すら大変だった。隠れたいのに隠れられる場所すらなかった。
抗がん剤で苦しんで一人でいたいのに、それもできない。ワンルームだから人間のご飯も猫のご飯も匂いが充満して気持ち悪くて・・・
と、ストレス過多で、治療もうまくいくことなんてなかったと思う。
だから、今この環境で闘病できているのは、自分が金遣いが荒くて笑、勢いが良かったからこそ!いい環境で闘病できているんだと、そう思えている。
僕の一挙手一投足はドタバタでめちゃくちゃ激しくて、場外にぶっ飛んでったり地面に突き刺さったり、いろんなパターンがあるが、とにかく、その種類だけは自信がある。
それは、猫たちに選択肢を増やしてあげるため。
猫たちが僕の家にきてくれたことを、後悔しないで欲しいから。
だからポーチーの治療も、最終的にポーチーが「響介を信じて良かった〜」っと思ってくれるよう
最善を尽くす。
ポーチーが1秒でも幸せな時間が増えるように、僕は手札を増やし続けます。
何か力になりたい!そう思ってくださっている方へ
「どうにかポポロンくん、響介さんの力になりたい!」
その一心から僕が関連している企業様や出版社様へ、お守りや物資をお送りしようと思ってくださっている方が多く感謝の気持ちでいっぱいです。
・・・が、出版社は僕の所属事務所!とかではないため、大量に物資が届いてしまうとお仕事のご迷惑になってしまったり、大変なことになってしまいます。
そこでそれらの対策として、大変心苦しくはあるのですが、処分に困るものや、消費が大変なものがたくさん届いてしまうのを避けるため、フォロワーさんからのアドバイスも受け、お気持ちは「投げ銭」形式で行って頂ければ幸いです。
下記リンクからApple Pay、クレジットカードなどで500円〜お支払いが可能です。
投げ銭後に表示されるページに、少し未来のポーチーのお話を少しだけ書いています。
こちらも記事の進み具合に合わせて、未来の僕の気持ちとして自己満?発散?も兼ねて定期的に更新されていくようにしています。
再三お伝えしますが、これは「治療費を分けてくれ〜!」という旨のクラファンのようなものでは断じてございません。
治療費は自分で出します。出せます。投げ銭0でも問題ありません。
あくまで、皆様の善意を受け取る場がご用意できないか「結局何もらうよりもお金が一番応援になるよ!なんでもするよ!」というたくさんのご意見をフォロワー様方から頂けたので現状善意を受け取れる最善方法だと思っております。
気持ち的には「ブログためになったよ〜」的な、読了的な感覚でいて頂けるとなんとなく気が楽です笑。
毎日の様子を投稿できるよう頑張ってまいります。
毎日、読んでね。
このブログは僕自身の精神を守るため笑、取り乱して文脈や情報がごちゃごちゃにならないようその日その日、当日に書き綴ったものを後日修正し、時系列をずらして書いております。
闘病の当日に書いた日記や想いをもとに少しでも読みやすくなるよう丁寧に書き直し、一人でも多くの方に伝わるように努めています。
日記を見返しながら書く作業、闘病や辛い想いを2度経験しているようで辛い日もありますが、どんなに辛い日々だとしてもポーチーとの大事な毎日です。
遅筆になり不思議なところで日を跨ぐこともあるかもしれませんが、どうかご容赦いただければ幸いです。
この闘病の経緯を知りたい方は、こちらから読めます。