僕は猫のために家を建ててから、植栽にハマりました。
山の方の土地なので土地がそこそこ広かったため、必然的に広い庭が生まれ・・・
挙句なんと暇も相まって庭の資格を取るくらい。
それでも、家の中には植物は何も置かない。断固として。
それはもちろん猫の健康のために。
今まで極狭だったり極汚だったりで自然や木々なんてまともに見せてあげられなかった。
でも家を建ててからは、個人的に勝手にハマった植栽を、成長していく木々やお花を、窓越しに猫に見せるのが趣味になっていた。
世間様から見たらだいぶ怖いだろうと思っている
何せサメのサンダル履いた長髪のおじさんがチョンマゲ姿で日夜問わずお花やってて、家でずっとギター弾いたり側から見たらどう見ても働きに出ていないのだ。
ちなみに近隣の方達には完全に「ガーデニング屋さん」だと思われている。
大きな窓を付けたから、でっかい木も、でっかいお花もたくさん見せられる。
でも多分猫たちはそんなものには興味はなくて
ガラス越しに見える僕が
穴を掘ったり、土を混ぜたりしてるのを見て
「あいつ絶対野糞してるよな。きったねえな」
とか思ってるんだろうな
そんな妄想が楽しかった。
猫に触れない時間だったけど、大きな窓越しに見る家猫は、それはそれで、世界一可愛かった。
マンション時代には「外出してあげたい〜〜!」という一心で部屋の中に庭を作ったりしたこともあるわけだが・・・
人工芝まで敷いて。外グッズ置いて。
まるで庭に出てみんなでピクニックしてる気分だった。
あれはあれですごい楽しかったな。
ってなってたり。
でも、それがそのたった数年後には本物の庭があって、みんなは外には出せないけど、みんなに本物の木々を見せてあげられている。
窓越しに見る広いリビングでそれぞれ自由に寝転がる猫を見て、猫のために家を建てた実感が湧き、にやけていた。
ちなみに家建てて直後はみんなテーブルをキャットタワーかなんかだと思っててここから外見てた
全員が僕の野糞…もとい庭仕事を見られるように、窓向きに爪とぎやベッドが置いてある。
最初はじーっと見つめているが2分後くらいには寝ちゃってる。
そんな寝顔を見ながら庭いじり。
家に入れば猫に触れずにすぐお風呂!
綺麗になって猫を抱く
そんな毎日が本当に幸せだ。
誓いの日
ぽーちーの余命が宣告されたその日
これから、目が離せなくなる、そして何より
ぽーちーに、たくさん触れていたい
そうなると、庭に出て色々やってる時間・・・もったいないよな。
庭、しばらく何もしたくないな・・・・
そう思いながら庭を見つめていると
ぽーちーが膝に乗ってきた。
ああ、、こんなに日々庭をやってて、窓越しに話したり、外から猫見たりしてたのに
意外と、一緒にお庭見たこと、なかったね。
そんなことを言ってそう。
つえーだろ。
いつか一緒に外でお昼寝したいなあ。
とか妄想しながら
でもそれは嫌だなあ笑
と訳のわからん妄想を繰り返してたけど
窓越しに、一緒に見るお庭
突然食べなくなったりなんやで何もできず、散らかりまくってるけど
一緒に見れて、幸せだ
僕が足を組んでるのに、必死に手で捕まっちゃって🫶🏻
ちょっとだけにぎにぎしてるんだよね。
今一緒に過ごすこの時間が永遠のものであって欲しい。
いや、永遠にしてみせる。
ポポロン、今日も会えて嬉しい。
君の後頭部が大好きです
ポーチーも僕の好きなところ5万3千個いってもらって
とにかく、これからもたくさん、一緒にいよう
また、明日も必ず会おうね
闘病日記、是非読んでください。
少し先の未来の僕はなかなか頑張ってます